2017年1月2日月曜日

平野弥 新年会 その1


ここから新年会でエスプリデュヴァン輸入のワインです。


Champagne Andre Robert  Seduction 2008 @7400
泡がきれい。深みのある湧き上がる泉を感じる香り。口に含むとさっぱりした味わいで力むことなく澄んでいる。味わいがシュワっと同心円状に広がっていき、そのあとは水が流れるかのようにスーっとスムーズに奥へ奥へと流れていく。青りんごの風味が鼻孔に膨らむ。


Champagne Andre Robert  Seduction 2007 @7600
色が濃くなり、トロッとした香りで甘い香りを伴う。舌上の表面で細かく泡がシュワシュワと弾けて、その上方でふわっと膨らむ。熟成したリンゴの心地よい風味があっておいしい。少し冷やして時間をおくと香りも味ものってきた。現状は2008年よりも2007年が空間を感じられて楽しい。


Champagne Andre Robert  Grand Cru Le Mesnil NV @
表情のない香りと味わい。味わいは良いのに力が抜けている。→外に出して冷やしておく。・・しかし、結局飲み忘れてしまった。


Jacques Carillon  Puligny Montrachet 2014 @9300
ミネラルがピキーンっと広がる香り。ミネラルの平面から冷涼な湯気のように高域の柑橘が湧いてくる。味わいは12月の新着と比べると大人しい。到着したときに爆発してしばらく大人しくなることも多いので3か月か半年後でしょうか。


Jean Claude Ramonet  Pernad Vergelesses Blanc 2014 @7700
ミネラルが張る。そこにオレンジの上澄みである高いトーンだけ掬い取った香りだけのっている。口に含むと舌からは浮きつつも、舌には甘みがあり、上あごにミネラルが膨らんだバルーンのように張りつく。舌の近くには甘味の層があり、その上に柔らかい軟水が上凸の高さ5cm、幅15cmぐらいの円弧状にあり、さらに上あご近くには硬水やミネラルがある。この硬水部分は飲んで時間が経過するほどに味わいが濃くなっていく。時間変化を伴う時空間を感じられる。よいワインです。




Leflaive  Puligny Montrachet Clavoillons 2013 @29300
ミネラルが低いところに直径10㎝ぐらいの円状にある。たおやかな流れの中にキラキラとした香り。口に含むと舌の中心軸へ安定した味わいが棒倒しの棒が倒れこむようにのり、そのままずっと長く味わいと存在感が続く。ゆっくりと、ほわほわとした甘味が膨らむ。果皮の苦みが凝縮したものが後味に出てくる。時間が経つとすごくよくなる。現時点でゆったりとした風格や世界はあるが、まだまだ本領を発揮できていないポテンシャルの高さを感じさせる。


Champagne Waris Hubert  Cuvee Equinoxe Millesime Grand Cru Blanc de Blancs 2010 @11000
ガンガンと中心から香りが立ってくる。周囲がクリーミーでゆったりとして、粘度が高い香り。香りにポップさを感じ、甘さに濃縮さがある。味わいもポップアートで原色をパレットに丸く描いていったような感じ。味が荒れているが落着きもある。本領を発揮するととても濃いが、現状の方が濃すぎないので飲みやすくて好み。


Champagne Waris Hubert  Cuvee Equinoxe Millesime Grand Cru Blanc de Blancs 2009 @10000
1本目は粗め。2本目は私が吹かしてしまいました。すみません。3本目は繊細さと濃さが両立している。


砂肝


里芋

その2に続きます。次はデュガからです。